手紙のすゝめ その参

届け先のわからない手紙


昨年の『物語のある場所』では 届け先のわからない手紙 も投函することができました。

預かったお手紙は、瀬戸内の粟島にある 漂流郵便局 へお届けしてきました。



届け先のわからない手紙ってなんだろう? と思われるかもしれませんが、

届けたくても届けることのできないお手紙です。


たとえば、

亡くなってしまった方への手紙

ずっと先の未来の自分への手紙

過去を振り返って書き留めた手紙

などなど。。。


送りたいけれど送れない手紙たちを受け止めてくれるのが、漂流郵便局なのです。

こちらには局長さんがいらっしゃり、届いた手紙に受付印を押して、局内にある漂流私書箱に収めてくれます。

そこに収められた手紙たちは、私書箱の中を漂い流れつづけます。


自分が送った手紙を読みたくなったら、漂流郵便局を訪れて読むこともできます。

もう大丈夫とおもったら、持ち帰ることもできます。

ただ、ここに漂う3万通にものぼる手紙の中から、たった一通を探すことになるのですが。。。(意外と見つかるらしいですよ!)


今年も、漂流郵便局宛ての手紙を受け付けます。


あの人に、伝えたいことがある。

秘めた気持ちを手紙に込めて、漂流郵便局へ手紙を送ってみませんか?




物語のある場所 第二章

物語のある場所 第二章 ~本と言葉と時めぐる手紙~ 2019.6.8(土)10:30-16:00 鈴木邸/静岡市葵区中ノ郷

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